01 木を切ることは自然破壊!?間伐体験で水源林を守ろう
シーズン:5月~11月末
対象:中学生~高校生
所要時間:3時間~
定員:40人~160人
概要
日本の国土の67%を占める森林。その保全管理をしている林業現場は、普段なかなか踏み入ることはありません。このプログラムでは、林業従事者の案内で北アルプス山麓の森に入り、間伐を見学します。その後長い時間をかけて育まれた一本の木の年輪を観察したり、のこぎりで枝や丸太を切って活用を考えたりする体験を通じて、天然資源の持続可能な活用やゼロカーボンの意味、自分たちの「つかう責任」について学びを深めます。
令和6年から導入される森林環境税の意味を理解するプログラムとしてもおすすめです。
◎多様な生物を育み、水を貯え、CO2固定機能を高める森林整備
里山を整備する目的は木材生産だけではありません。間伐作業等の森林整備を行うことで、森に光が入り、下草が生え、生物多様性や貯水機能が高まります。さらに間伐後数年のうちに、CO2固定機能も間伐前より向上することがわかっています。
モデルスケジュール
はじまりの会
森林散策(30分)
倒す木を選ぶ「選木」と説明(30分)
伐倒見学(30分)
年輪観察(30分)
ノコギリで玉切りや枝払い体験(30分)
終わりの会
補足
追加プログラムとして、クラフト制作や木こりとの交流などのご相談にも応じます。
事前 学習
- 森林の機能や間伐の意味を学ぶ
- 森林の多面的価値や機能について調べる
- 森林環境税について調べ、森の整備に自分たちの税金が使われていることを知る
- 森林整備の意義と方法を学ぶ(林業従事者によるオンライン授業もできます)
事後 学習
- 木材の活用を考える
- ゼロカーボンを達成するためにできることを調べる